香穂のつれづれ美容ブログ

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歯周病は万病の元。おすすめ口腔ケア 、口臭対策

☆こんな症状ありませんか?

・朝起きたとき、口の中がネバネバする。

・ブラッシング時に出血する。 

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口臭が気になる。

 ・歯肉がむずがゆい、痛い。

・歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)

・かたい物が噛みにくい。

・歯が長くなったような気がする。

・歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる。

 

それは、歯周病歯槽膿漏)が原因かもしれません。

 

もはや国民病といわれる歯周病歯槽膿漏

 
厚生労働省が行った調査では成人(30~64歳)の実に8割が歯周病に感染しており、さらに若い世代や小・中学生にも歯周病が増えているという報告もあります。
 

歯周病歯槽膿漏)ってどんな病気?

 
歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
 
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(プラーク)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。
 
そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
 
☆口臭予防
 
口臭は自分できづかないうちに、相手に不快感を与えてしまいます。
 
①口腔内の状態、
②病気など全身の状態、
③嗜好品(煙草など)や食べ物・飲み物。
 
このなかで、口臭のもっとも大きな原因となるのは、口腔内の状態です。まず、歯周病から見て行きましょう。
 
歯周病の原因となる細菌は、メチルメルカプタンという、(腐った野菜の臭いに例える人もいるほどの)悪臭の強い物質を大量に発生します。
 
歯周病にはドライマウス(唾液が減って口腔内が乾燥する)が関係しています。
口腔内を殺菌し、清潔に保つための働きが唾液にはあるためです。
 
口臭対策として、口臭予防のガムや飴を利用している方もいらっしゃるでしょう。
これらは唾液の分泌を促すため、ある程度の効果が期待できます。とはいえ、こうした商品の多くは、匂いで臭いを隠すための物。
唾液の分泌を促すためには、よく噛んで食事を摂ることが最善です。
 
意外に知られていないことですが、口臭の多くは、下に付着した「舌苔」から発生しています。舌に白く溜まったもの、これが舌苔です。この舌苔のなかでも、メチルメルカプタンを発生する細菌は増殖します。
 
舌苔は、舌ブラシや舌ベラで清掃します。清掃のポイントは、一日一回、歯磨きの前に行うことと、舌を磨きすぎないこと。舌の清掃にはデリケートな作業が必要です。不慣れな方は、歯科医師の指導を受けましょう。

 

歯周病が全身に及ぼす影響 

歯周病が及ぼす影響は口の中だけにとどまりません。
歯周病菌や炎症によりつくられる物質・サイトカインは腫れた歯肉から血管内に侵入し、血流にのって全身に回ります。そのため、胃腸障害や肩こり、頭痛などの不快な症状ほか、糖尿病をはじめさまざまな病気の要因となっています。さらに最近では、認知症との関連も報告され注目を集めています。
 
 
糖尿病との深い関係
 もともと糖尿病の人はそうでない人と比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多く、歯周病は以前から糖尿病の合併症のひとつといわれてきました。しかし、最近は歯周病になると糖尿病の症状が悪化するものの、一方で歯周病を治療すると糖尿病が改善することがわかってきています。歯周病によりつくられるサイトカインが、血糖値を低下させるインスリンの働きを阻害する(インスリン抵抗性)と考えられるようになりました。糖尿病の悪化を防ぐためにも、歯周病の早期治療が重要になってきます。
 
 
心臓疾患・脳血管疾患の引き金に
 狭心症心筋梗塞脳梗塞を引き起こす動脈硬化は、食生活の乱れや運動不足、ストレスなどの生活習慣が原因といわれています。しかし、最近の研究では別の原因として、歯周病菌が血管内のプラーク(脂肪性沈着物)を誘導することがわかってきました。
 
 
妊婦性歯肉炎・低体重児早産にも影響
 妊娠中はホルモンの変化などによって歯茎の炎症が起こりやすくなり、妊娠性歯肉炎になる人も少なくありません。歯肉の血管から侵入した歯周病原性細菌などが血流にのって子宮に達すると、子宮筋の収縮を引き起こして早産や低体重児出産につながる可能性があります。
 
 
誤嚥性肺炎になりやすい
 高齢者に多い誤嚥性肺炎は、食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことで細菌に感染して発症する肺炎です。特に要介護の高齢者などは飲み込む力や咳反射(咳で異物を体外に出そうとする反応)が低下しているため、唾液やプラークなどが気管に入りやすく誤嚥を起こしやすくなります。毎日きちんと歯磨きによる口腔ケアを行うことにより、病原性細菌等の口内細菌が減少すると、肺炎の発症率が下がることが報告されています。
 
 
歯周病の予防は生活習慣の見直しから
 歯周病は、生活習慣と密接にかかわり合っています。歯周病を予防するためには毎日の歯磨きのほか、バランスのよい食事と十分な睡眠、禁煙を守り、ストレスをためない生活を送るようにしましょう。
 
また、別名「サイレントキラー」と呼ばれる歯周病は、気づいたときにはかなり進行していることが多い疾患です。定期的に歯科検診を受けたり、気軽に相談ができる「かかりつけ歯科医」をもつことでプラークコントロールし、歯周病の早期発見、早期治療につなげましょう。